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平成24年第9回本社主催勉強会「介護職のための薬の知識」

2013.02.26.11:22

「介護職のための薬の知識」


平成25年2月21日(木)、平成24年度第9回本社主催勉強会を実施いたしました。


今回の研修テーマは、デイサービス職員を対象とした「介護職のための薬の知識」です。

 日頃デイサービスを利用されているお客様の多くが、何らかの薬を服用されています。
薬は病気の治療に必要なものですが、その反面副作用もあります。特に高齢者はいくつもの病気を抱え、
複数の薬を内服していたり、薬の代謝・排泄機能が低下するなど副作用が出やすい状態にあります。

高齢者の身体と薬の関係をよく理解し、正しい知識を身に付けることがとても重要です。
また、最近では医療行為の解釈が変わり介護職も薬のことを知らずには介護が出来ない時代になりました。
そこで今回は、介護職が持つべき「薬の必須知識」を学ぶために、デイ職員を対象とした
勉強会を開催しました。

IMG_2236.jpg

今回お招きしたのは、薬局ルンルンファーマシーの代表取締役として調剤薬局を経営する傍ら、
訪問薬剤師として在宅医療に従事していらっしゃる、藤澤節子先生です。
藤澤先生は、現在、NPO法人東京都介護支援専門員研究協議会理事、武蔵野薬剤師会理事も務めていらっしゃり、
薬に関する講演を日本各地で行っていらっしゃいます。


研修の内容は、以下の通りです。

Ⅰ.薬を取り巻く環境

Ⅱ.薬の成り立ちと効果

Ⅲ.疾病と症状から見る薬の効用と注意事項



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Ⅰ.薬を取り巻く環境

平成24年の制度改正により、在宅の重要性が再確認されました。
自ら訪問薬剤師としてご活躍されている藤澤先生は、訪問主治医の指示の下、高齢者のお家に処方薬を届けていらっしゃいます。そういった中、

・飲まれずに古くなった薬が残っている
・間違ったのみ方をしている
・同じような薬をあちらこちらの医者からもらっている
・医師から処方された薬と同じ薬を薬屋で買っている
・高価な健康食品を買っている

等々、様々な現実に直面していらっしゃるそうです。
在宅で看ていくには、改めて患者を中心としてケアマネージャー、医療・介護スタッフ、
そしてご家族の協力がないことには成り立たないことを実感しているとのことです。


Ⅱ.薬の成り立ちと効果

薬とは、何らかの効果を期待して身体に取り込む「化学物質」のことです。

患者様の立場から見ると、薬には、命を救う薬、苦しみを和らげる薬、病気による機能低下を防ぐ薬、長期予後に用いる薬等があります。
薬は体の中に入ると(吸収)、血液循環に乗って体中に送られる(分布)と同時に、異物であるため肝臓で無害なものに分解され(代謝)、尿と一緒に体外へ排出されます(排泄)。

イメージとしては、アリ○ミン等のビタミン剤を飲んだ翌朝、黄色いおしっこが出る、あれが薬の一生だそうです。

飲み方は経口と非経口があり、経口の場合は、内服後やく1/2が肝臓ですぐに代謝されてしまい、残りが身体中に分布し作用します。非経口(舌下、肛門、注射等)の場合は、直接血流に入るため、作用が早く、強く出ます。そのため、量を間違えると危険です。したがって服薬の間隔というのは非常に重要になります。

量と回数を守るため、服薬のタイミングは、ほとんどが食事に合わせてあります。これは吸収された薬を血液中で一定濃度に保つことと同時に、食事に合わせると飲み忘れを防げるためです。

食事毎には、前・後はもちろん、直前、直後というものもあります。また、漢方などは食間に摂ります。食間と書いてあると、食事中と勘違いする方がいるため、現在は「食後2時間後」と書いてあることが多いそうです。

その他、起床時、就寝前、時間毎や、症状があるときのみ使用する頓服薬があります。


高齢者は多病であることがため、多くの薬を使用します。しかし、加齢により、肝臓や腎臓の機能が低下し、代謝や排泄がうまくできないため、薬が効き過ぎたり、副作用が出やすくなったりします。

副作用:目的以外の作用がでること

発疹や発赤、便秘や下痢、眠気や不眠、頭痛・めまい等、副作用は様々です。中にはアナフィラキシーショックやスティーブンス・ジョンソン症候群など、死に至る重篤なものもあります。
デイ等にて体調がすぐれず、それが薬の副作用である可能性が高いと分かったとしても、勝手に継続や中止を判断してはいけません。当然、医師へ相談してからです。


IMG_2230.jpg


Ⅲ.疾病と症状から見る薬の効用と注意事項

高齢者が持つ症状の中で、よく見られる睡眠障害と便秘を取り上げて教えていただきました。

睡眠障害にも、寝つきが悪い、何回も目覚める、朝早くに目覚める等いくつかのパターンがあるため、その人の睡眠パターンに合わせた睡眠薬を使う必要があります。また、睡眠薬服薬時には転倒の危険性が高まるので注意が必要です。

便秘も同様に、腸が動きが鈍くなる(弛緩性便秘)、いつも我慢しているから出ない(習慣性便秘)、ストレスなどで腸がマヒしている(痙攣性便秘)などタイプがあります。そのため、そのタイプに合わせた便秘薬を服薬しなければいけません。それと同時に、生活習慣の改善も行います。


今後、デイでのサービスを提供するにあたって、お客様の身体、行動を観察し、記録し、関係のある方々に伝えていくことの必要性をおっしゃられていました。普段は看護師に任せているのが現状ですが、この研修以降、少しでも興味を持って実践し、結果、より適切で効果的なサービスが提供できればと思います。

終始和やかで、楽しく、そしてためになるお話をしてくださった藤澤先生、ありがとうございました。


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