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平成23年度 第2回家族ケア勉強会(症例検討会)

2011.08.16.12:11

平成23年度 第2回家族ケア勉強会(症例検討会)

平成23年8月11日




 ソフィアメディ株式会社では、8/11(木)業務終了後、希望するスタッフが集い、今年度第2回目となる『家族ケア勉強会(症例検討会)』を開催いたしました。

 家族ケアの勉強会とは、前年度の症例検討会とは少し趣向を変え、「渡辺式家族アセスメントモデル」を使用し、援助者・家族成員1・家族成員2の3名間の関係性を明らかにし、今起こっている問題は何かを発見する力を養うことを目的として開催しています。ケアを受ける本人、そのご家族の方、そしてケアを提供するスタッフ、それぞれの困りごと、現在の対処法などを明らかにし、それを基に援助者と対象者のパワーバランスを探り、そのバランスを取るにはどうしたらよいかを考えるシートです。

 年間4回開催しますが、開催場所によって事業所からの所要時間に差が出てしまいます。より多くのスタッフに参加してもらえるよう、事業所を2グループに分け、それぞれに近い場所で2回ずつ開催をします。
今回は前回に引き続きグループA、その2回目です。


ソフィアメディの家族ケア勉強会で目標としていること

・ それぞれのスタッフが持つ情報・経験を共有しあうことで、引き出しを増やす
・ 違う経験・価値観を持つ者と話をすることで、コミュニケーション力を向上させる
・ 言われたことをやるだけでなく、「自分だったら具体的にどうするか」と、自ら積極的に考える力を培う
・ 『考え方』の参考を通して、問題が起こった際の解決までの道のりを自分で見つけられるようにする

答えを出すのではなく、過程を楽しむこと、それがこの症例検討会の存在価値となればいいと願っています。




8/11症例検討会①




  今回のテーマは、援助者(ナース)とご家族(対象者)との関係性です。

 ケアを受けるご本人は80代女性、要介護5。脳梗塞後の麻痺によるADLの低下が見られ、ベッド上で生活しています。
「ご家族」とは息子で、一人で介護を行っています。仕事・収入については不明。医師に対しては低姿勢だが、母親と介護スタッフへは高圧的な振る舞いが目立ち、関わるスタッフのストレスは大きい。また、お金に関することに特に敏感。気に入らないことがあると大声で苦情をまくしたてたり、行政に抗議したりします。しかし、難解な言葉を使うため、何を言わんとしているのか理解するのが難しい。

 とにかく何時怒鳴られるのか予想がつかないため、看護師はとにかく聞く姿勢を保っている。しかし、こうして聞いていることがその息子さんのストレス軽減につながる、そして何を言わんとしているのか理解できれば、物事が好転するのではとおもっています。

 今回は、予め症例を読み、困りごと・対処法・背景をそれぞれ考えてきてもらいました。そして、グループ内で意見を出し、近いものをまとめることで意見を集約していきました。話し合いのみで行った場合よりも、個々の意見を出しやすくし、言葉に対する印象の違い(表現の違い)を修正して、頭の中を統一するためです。それを基に援助者と対象者のパワーバランスを探りました。前回行って大分慣れたせいか、短い時間でまとめられました。

8/11症例検討会②



 今回のケースは援助者の力が弱く、対象者の力が強いパターン、つまりご家族のエネルギーが強く、援助者はただそれに従っている状態、という見解で一致しました。
 そこで、ここから援助者のパワーを上げ、対象者のパワーを下げるという方針の下、どのような具体策を講じていくか、案を出し合いました。そして最後に、各グループから今後の対策が発表されました。

 ご家族ののパワーレベルを下げる方策としては、

・息子さん・Drを交えた担当者会議を開き、不満を十分に聞くとともに、
 できること、できないことをはっきり伝える
・息子さんの苦労を分かち合える理解者を探す
・とっかかりはなんでも良いので、息子さんを理解する努力をする
・会社の上の人間が訪問する
・他の家族の協力を求める
・息子さんにインタビューを行い、「息子が母をみること」というテーマで話してもらう


といった声が多くあがりました。


また、援助者のパワーを上げる方策としては

・サービス提供者間カンファを開き、方向性を統一する
・行政に関わってもらうよう働き掛ける(保健師・地域包括・民生委員)
・ナース自身が冷静に現状し、このままで良いのか自問する
・担当を交代する(管理者が行く)
・ナースが息子さんを思っているうちは、担当交代をしない
・訪問看護の回数を増やす
・ステーション内で相談し、想いを共有する
・長男からのクレームを、自分に対して行われているととらえない
・弱いところを見せる(あえて泣く)
・あえてぶつかってみる


といった声が多くあがりました。

 今年度2回目の今回は、やり方に慣れたスタッフがいたおかげ、また前回のアンケートの意見を取り入れ、「困りごと」「対処」「背景」まで事前に考えて来てもらう方法を取ったため、初参加の方がいたにもかかわらず、全体的にスムーズに進みました。終わっての感想にも、前回よりスムーズだったとの声が多くありました。

 ただ、次回は月を空けるとともに、対象事業所が変わります。そのため、初めての参加者が多くなります。この2回の経験を踏まえ、より分かりやすく、取り組みやすい症例検討会にしていきたいと思います。
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